反省力が心を整える

子曰わく、賢を見ては斉しからんことを思い

不賢を見ては、内に自ら省みるなり。(『論語』里仁篇より)


先生が言われた。

才徳すぐれた人に出会ったときは

自分もそのようになりたいと思い、

才徳劣った人に会ったときは

自分はどうかと反省し、気を付けることだ。


優秀な人を見たとき、憧れ、自分もそのようになりたいと

良い刺激をもらって努力することもあると思います。

しかし、ねたみ、自信喪失、卑屈、気後れなどといった

気持ちが湧いてくるかもしれません。


自分より劣った人に会ったとき、

安心感、優越感、見下す態度、無視するといった感情や

態度が出てくることもあるでしょう。


結局のところ、自分は自分でしかありません。

どのような自分を作り上げていくかは、自分次第なのです。

人と自分を比べるのではなく

自分を磨き、成長させる良い機会にしたいものです。